国際プロジェクト
IAMLは国際音楽学会などと連携して以下の国際的プロジェクトを企画・運営し、各国での活動を支援しています。

RISM  Repertoire International des Sources Musicales  国際音楽資料目録
世界各国の図書館が所蔵する音楽関係の手稿、初期印刷版の所蔵を調査し、その結果を刊行しています。またその一部はインターネット上にRISM onlineとして公開されています。我が国にはRISM国内委員会などの明確な受け皿機関はありません。
RILM  Repertoire Internaional de Literature Musicale  国際音楽文献目録
世界各国で発表される音楽関係の学術文献に関するデータベースで、RILM Abstractとして冊子版で刊行されるほか、MUSEなどのデータベースとして公開しています。我が国ではIAML日本支部、音楽図書館協議会、日本音楽学会、東洋音楽学会、日本音楽教育学会が協力して音楽文献目録委員会を設置し、これがRILM国内委員会の機能を果たしています。また年1回「音楽文献目録」を刊行しています。
RIdIM  Repertoire International d'Iconographie Musicale  国際音楽図像目録
世界各国の図書館、美術館、博物館などが所蔵する楽器、絵画、彫刻など音楽や音楽シーンを描いた図像資料の目録を作成するプロジェクトです。我が国にはRIdIM国内委員会はありませんが、1980年代は音楽図像学に関する研究グループ、京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センターの音楽図像学に関する特別研究プロジェクトがRIdIMの受け皿機関に代わる活動をしています。また、ヨーロッパを中心としてIMAGO MUSICAEの活動も盛んです。
RIPM  Repertoire International de la Presse Musicale  国際音楽記事総覧及び記事索引
19世紀から20世紀初頭に刊行された音楽関係の逐次刊行物の内容総覧及び索引を作成提供する一大プロジェクトです。ロマン派から近代に至る時代は近代的音楽学の萌芽と豊饒の世紀でもあります。その当時刊行された音楽新聞、音楽雑誌などは紛れも無くその時代の重要な情報源であり、また音楽史料としても貴重なものです。RIPMは1988年から2008年までおよそ20年の時間をかけて200巻余りの記事総覧及び索引の刊行をめざしています。またRIPMデータベースとして有料公開されています。
IAMIC International Association of Music Information Centres  国際音楽情報センター協会
世界38カ国43機関からなる現代音楽の情報センターのネットワークです。それぞれの国あるいは地域のMIC音楽情報センターは音楽情報を収集・保存し、国際協力のもとに交換しています。我が国では日本近代音楽館が代表機関として加盟しています。
IASA   International Association of Sound Archives  国際録音資料館協会
IASAは音楽に限定されずあらゆる分野の録音映像資料館の国際協力を目指して1969年に設立された国際機関です。
IASAは録音映像資料の収集、交換、目録とメタデータの収集、資料へのアクセス、著作権、伝承と保存、研究と出版などをテーマとして協力活動を行なっています。
     
     
     
IAML国際本部 R-プロジェクト・ページ
 





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